6月に開催されるInternational Microwave Symposiumでデモを実施

電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・サプライヤであるピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は、SP4T/SP6T構成で最大周波数67GHzを実現するマイクロ波マルチプレクサを発表しました。周波数を高くした新製品のPXI/PXIeマルチプレクサ(「40/42-785C」モデル)とLXIマルチプレクサ(「60-800」/「60-803」モデル)は周波数の低い既存製品と同一サイズで、ユーザーはテスト・システムのスロット数/ラック高を維持しながら67GHz製品へのアップグレードが可能になります。

PXIeフォーマットのマイクロ波マルチプレクサの投入により、3GHzから67GHzの全範囲への対応が可能になりました。

ピカリング インターフェースのスイッチング・プロダクト・マネージャーのスティーブ・エドワーズは「こうした周波数の高いマイクロ波マルチプレクサ・モジュールがターゲットとする主要なアプリケーションは航空宇宙/軍用/車載レーダー、高周波数通信、5G通信、半導体試験向けの自動試験装置(ATE)システムです」と述べました。

新しい「40/42-785C」、「60-800」、「60-803」 67GHzマルチプレクサは、SMA-1.85コネクタ・インターフェースを使用した非終端SP4T/SP6T構成で提供されます。使用した部品は既存の50GHzスイッチと比較し、事実上同じ最大50GHzの性能を示しました。これにより、以前は50GHz部品を使用していた従来のテスト・システムでの性能特性の維持が可能になります。さらに、ピカリングの67GHzマルチプレクサで使用されるリレーは、ピカリングの周波数の低い製品と同じ製品寿命である200万の動作回数を可能にします。これは競合製品の動作回数の2倍です。

新しい67GHz SP4T/SP6TリレーはピカリングのターンキーLXIマイクロ波スイッチ/シグナル・ルーティング・サブシステムでも規定されています。テスト・エンジニアはスイッチ・タイプ(SPDT、伝送など)、周波数、相互接続、非スイッチングRF製品などの必要な組み合わせを規定し、特定のテスト要件に最適なカスタム・ソリューションを実現できます。

ピカリングは6月8日から10日まで米国ジョージア州アトランタで、また6月20日から25日までバーチャルで開催されるInternational Microwave Symposiumのピカリングのブース(アトランタ会場のブース番号:1841)で、新マイクロ波マルチプレクサ・モジュールのデモを行います。

Design, Deploy & Sustain Your Automated Test System

ピカリング インターフェースについて

ピカリング インターフェースは電子的試験/検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーションの設計/製造を行っている企業です。PXI、LXI、PCIアプリケーション向けに、業界で最も広範なスイッチング/シミュレーション製品を提供しています。さらに、こうした製品のサポートのため、社内のソフトウェア・チームが開発したアプリケーション・ソフトやソフトウェア・ドライバと合わせて、ケーブル/コネクタ・ソリューション、診断試験ツールも提供しています。

ピカリング製品の仕様は世界で使用されている試験システムに対応しており、その優れた信頼性と価値に対しては高い評価が寄せられています。ピカリング インターフェースは米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランス、チェコ共和国、中国での直接的な営業活動とともに、北/中南米、欧州、アジアの国々での代理店網によりグローバルな活動を展開しています。現在、車載、航空宇宙/防衛、エネルギー、産業機器、通信、医療、半導体などのすべての電子機器業界に対し、製品/サービスを提供しています。シグナル・スイッチング/シミュレーション製品や販売窓口の詳細については、http://www.pickeringtest.com/をご覧ください。
日本では、アンドールシステムサポート株式会社(https://www.andor.jp/)がピカリング インターフェースの総代理店となっています。