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2次元バーコードを利用したGPSを補完する位置情報提供システムの提案について

2次元バーコードを利用したGPSを補完する位置情報提供システムの提案

2次元バーコード自身に、2次元バーコードのサイズ情報を埋め込む事により、イメージセンサーで、検出した2次元バーコードの画像からの距離を求めるための情報を与える事と、方角や地名、障害部などの情報を提供する事により、機械学習のために必要な画像のタグ付けのための情報を同時に提供するための仕組みを提案します。
また、2次元バーコードに効率良く記録するために、ローマ字の符号化方法を変更したもの(以下S式ローマ字と呼ぶ)と、英文字列(定義済み文字列符号)のリストを合わせて提供します。
これは、「QRコード」に自身のマークのサイズ情報を埋め込む事で、情報携帯端末からLPS(Local Positioning System)および、マークからの相対座標を基に、道案内や障害物の情報、操作方法などを提供する、案内マップシステムGMS(Guide Map System)と名付けたオープンで誰もが自由に利用可能な規格を提案するものです。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

関連ドキュメント

FAQ

Q1: LPSの重要な用途は?

A1: 緊急通報を行う際に、正確な位置の割り出しに役立ちます。

Q2: LPS&GMSを利用する事でどの様な事ができますか?

A2: LPS&GMSは、空間や、空間上に存在する設備に対し、領域の形状をベクトル情報として指定し、タグ付けと英語による名前付けをする事を可能にする為のプロパティを盛り込む事が可能な規格になっています。これにより、AR(拡張現実)を実現する為のマーカー、ロボットビジョンの為のマーカー、日本語の文字列を読めない方に対する英語による情報への提供、更に翻訳エンジンを介す事による多言語対応が可能になります。通路や障害物の情報もマークアップできる為、自律型の搬送ロボット等に地形情報を伝達する為の手段として利用できます。障害物の情報には、階段やスロープ、エレベータ、エスカレータ等の情報を含める事ができる為、バリアフリーの経路を割り出す為にも活用可能です。

Q3: LPS&GMSになぜ障害物等に関する情報を含める事ができる様にしているのですか?

A3: ハンディーキャップを持っている方に対するバリアフリーの経路を割り出す為の情報を提供する事と、自動搬送ロボットが移動可能な経路を割り出す為の情報として利用できます。

Q4: LPS&GMS規格を基に、新たな規格を作成したい場合はどうすれば良いですか?

A4: 識別子の衝突を避ける為に、予約済み、登録済みの識別子とは異なる識別子を利用してください。LPS規格を拡張した規格を作成する場合は、識別子「LPS」の前にアルファベットで2文字以上のプレフィックスを追加してください。

Q5: LPS&GMS規格を利用する際に許諾は必要ですか?

A5: 弊社への許諾は、不要ですが、LPS&GMSに利用されている技術に、他社の特許に該当する技術が含まれている可能性が存在しますので、御社の法務部や特許技術を扱っている担当部署にご確認ください。

Q6: LPS&GMSの目的は?

A6: 分散型の位置情報を提供する仕組みを提供する事を目的としています。

Q7: LPS&GMSで分散型のシステムとしている理由は?

A7: 分散型の方が、中央集権型のシステムの方が災害時にも障害に強いシステムを実現できる為です。

Q8: LPSとGMSの違いは?

A8: LPSには、MGRSのUMTグリッドの情報を1m精度に拡張した絶対位置情報を保存する必要がありますが、GMSでは、絶対位置情報を入れる事もできますが、必ず必要とはしません。GMSは、基準点からの相対座標による指定方式である為、絶対位置情報を省く事で、車内、機内、船内での位置の指示にも使用する事ができます。

Q9: LPSとGMSでは、どの様にして精度を高めますか?

A9: 2次元バーコード内に、印刷されたマーク(2次元バーコード)の横幅の情報が含まれています。マークの横幅が分かるため、マークを読み取った光学系の諸元の情報が分かれば、イメージセンサから得られた画像から、マークを取得した位置関係を逆算する事が可能です。

Q10: LPS&GMSで複数のプロパティに情報を分けている理由は?

A10: 2次元バーコードに保存する情報量が増加するほど、同じ面積に印刷するマークの密度が高くなる為、遠くからの認識が困難になります。逆に保存する情報を必要最低限に絞る事で、より遠くから認識する事が可能になります。複数のプロパティに分割する事により、情報量の調整を実現可能としています。

Q11: LPS&GMSで遠距離からの認識を実現しながら提供する情報量を増やすにはどうすればいいですか?

A11: 必要最低限のプロパティ+アルファの情報だけを入れた2次元バーコードと、提供したい情報を全て盛り込んだ2次元バーコードを、並べて配置してください。2つの2次元バーコードの横幅を同一にし、密度を変えて印刷すれば、遠距離からも必要最低限の情報を取得する事が可能になります。 <外部マークの情報のプロパティ>を入れる事で、自身のマークから、別の2次元バーコードの存在と方向や距離等の情報を入れる事もできます。

Q12: LPSに入れる事が必要な最小の情報は何ですか?

A12: 次の3つのプロパティが必須となります。

  • マークのプロパティ
  • 地球上の位置のプロパティ
  • 地球上の方角のプロパティ

Q13: LPSで方位を示すシンボルを定義している理由は何ですか?

A13: 2次元バーコードをイメージセンサーで認識するには、2次元バーコードに光学系のピントを合わせる作業が必要となります。方位を示すシンボルを併せて印刷しておけば、方向を示すシンボルをピント合わせに利用する事で、2次元バーコードが認識される迄に掛かる時間を短縮する事ができるようになります。また、方向を示すシンボルは、2次元バーコードよりも遠くから認識でき、画像認識の技術を利用して方角の情報を2次元バーコードが認識できない場合でも、認識できる様にする事を想定しています。

Q14: 2次元バーコードとしてQRコードを利用しているのは何故ですか?

A14: 高速な認識、高い情報密度に、誤り訂正機能等の優れた特徴を持っている為です。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

Q15: LPS&GMSの仕様を無料で公開している目的は何ですか?

A15: コンピュータ技術の発展ろ関連される製品開発を加速させる為です。
アンドールシステムサポートは、Arm社の代理として、ツールの販売及び技術サポートを行なっております。また、Arm社認定トレーニングパートナーとして、各種Armプロセッサ向けのソフトウェア開発に役立つトレーニングを提供しています。

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