BIRST(内蔵リレー・セルフテスト) – 診断テストツール
- PXIおよびLXIスイッチマトリックス上の欠陥のあるリレーを特定します
- 溶接された開回路または高抵抗リレーの検出
- 外部の機器や特別なスキルは必要ありません
- マトリックスのダウンタイムと修復時間を最小限に抑える
※英国ピカリングインターフェース社のページを開きます。
内蔵リレー・セルフテスト BIRSTの特長
テストシステムにおける複雑なスイッチング動作の検証と診断は、常に問題となっています。BIRST(Built-In-Relay-Self-Test:内蔵リレー・セルフテスト)診断テストツールは、LXIおよび PXIスイッチマトリックスの一部で利用可能なリレー障害をすばやく簡単に見つける方法を提供します。
BIRSTを利用した、テストを実施するには、ユーザーはスイッチングモジュールをUUT(Unit Under Test)から切断し、計測装置をテストして、付属のアプリケーションプログラムを実行するだけです。
BIRSTでは、eBIRSTとは異なり、サポートの外付けテスト機器は必要ありません。テストが製品の内部で自動的に実行され、モジュール内の欠陥のあるリレーまたは疑わしいリレーを識別します。
BIRSTは、スイッチ・マトリックスがマス・インターコネクト・レシーバーに直接接続されている場合、インターフェイス・テスト・アダプタ(ITA)からレシーバーとのマス・インターコネクトの接続を外すことなく実行することができます。
BIRST診断テストツールは、一部のATE (Autoemated TEst Equipment:自動検査装置)システムに組み込まれているユーザー開発のセルフテスト・アプリケーションの一部の機能を補完します。システムレベルのツールは通常、外部DMM(デジタル・マルチ・メータ)とループバック・メカニズムを使用して、スイッチングとケーブルハーネスの障害をチェックします。
BIRSTは、UUT (Unit Under Test:テスト対象デバイス)と計測装置がスイッチングシステムから切断されたときにテストを実行します。
BIRSTが障害を検出せず、システムレベルのツールが障害を検出した場合、問題は相互接続システムにある可能性があります。ユーザーは、スイッチング障害を診断するためのソフトウェアを作成する必要はなく、相互接続障害のみを作成すれば良いため、システムの全体のセルフテストを設計する作業が大幅に簡素化されます。
BIRSTでテストできる製品とテスト範囲について
BIRSTによる検査ができる製品は、ピカリングインターフェース社のBIRST機能を内蔵したマトリクス・スイッチ製品に限定されています。また、テスト範囲は内部のマトリクス・スイッチを構成するリレーのみが対象となります。コネクター間の接続に関わるリレーは対象外となります。
マトリクス・スイッチ以外の、構造の汎用スイッチや、マルチ・プレクサ・スイッチの診断テストを必要とされているお客様はeBIRSTを御利用を検討してください。
eBIRSTは、スイッチ・システムのコネクタに直接接続することで、コネクタ間の、リレー・スイッチの診断を行うツールです。
eBIRSTの詳細について
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