ディーゼルエンジンの温度シミュレータの成功事例
LXIモジューラシャーシとRTDセンサーエミュレーションモジュール 40-262-001を組み合わせる事により、ディーゼルエンジンの制御装置のテストを実現する温度シミュレータを実現することができました。
ディーゼルエンジンの温度シミュレータの課題
- 異常な状態(温度)の再現が困難
- 巨大なエンジンは動作だけでもコストが大きい
・出力:4,000kW (約5,5000HP:馬力) - センサーの数が多いためテストの準備で工数が大きくなる
センサーの種類 | 温度範囲 | 等価抵抗範囲 | センサーの数 |
---|---|---|---|
RTD(測温抵抗体) Pt100 | -20℃~+250℃ | 92.160342Ω ~194.074250Ω |
144チャンネル |
ディーゼルエンジン制御装置に対する従来の手動式テストシステム
144個×2のポテンショメータ、スイッチによって構築してしました。
→設定が手動であるためテストのために膨大な作業が必要です。

ディーゼルエンジン制御装置に対するLXIを利用した自動テストシステム
LXIモジューラ・シャーシ(60-103B-001)に、18チャンネル搭載のセンサシミュレーションモジュール(40-262-001)を8台使用することにより、144チャンネル温度センサーの自動テスト環境が構築できました。
手作業で行っていた設定を、プログラムによる自動化に置き換える事が可能になり、手作業での課題を解決する事ができるようになりました。
