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ユーザー・ベース・ライセンス (UBL) について

ユーザー・ベース・ライセンス (UBL) について

ユーザー・ベース・ライセンス(UBL)は、ライセンスをユーザーのアカウントに対して、割り当てる方式のライセンスです。
従来のたライセンス方式である、ノードロック、USBドングル、フローティング・ライセンスの問題点を解消し、効率的なツールの運用を可能にする新しいライセンス体系となっております。

ユーザー・ベース・ライセンス (UBL)の特長

Image of User-based Licensing ユーザー・ベース・ライセンス (UBL)ではライセンスを割り当てられたユーザーは、同じ、ユーザーアカウント名を利用していれば、1本のライセンスを複数のPCで運用する事が可能です。
ライセンスを割り当てたPCが故障した場合や、古くなった場合でも、直ぐに別のPCを利用する事ができます。
例:1本のライセンスで一人のユーザーが、ノートPC、デスクトップPC、Windows、 Linux等の環境に同時にツールをインストールし、同時に運用できます

Arm Keil MDKのUSBライセンスの種類について

弊社ではArm Keil MDK向けのUBLライセンス製品は下記の6種類を扱っております。

Arm DSのUSBライセンスの種類について

弊社ではArm DS向けのUBLライセンス製品は下記の4種類を取り扱っております。

Arm Development StudioのEdition UBL Gold FuSa 1Yr UBL Gold 1Yr
機能安全向けの対応
機能安全向けコンパイラを特定のコア向けに提供
安全認定済みCライブラリの提供
Arm プロセッサの対応
公開されているArmアーキテクチャとプロセッサ
Cortex-A/R Armv8
Cortex-A/R Armv7
Cortex-M Armv6/7/8
以前のArmアーキテクチャ
ライセンス形態およびの有効期限
ライセンスの形態 ユーザーベースライセンス (UBL) ユーザーベースライセンス (UBL)
ライセンスの有効期限 1年間 1年間
サポート&メンテンナンスの有効期限 1年間 1年間

●: 対応、-: なし

どちらのライセンスも有効期限は1年間です。ツールの価格には有効期限内のサポート&メンテンナンスの費用が含まれております。

Arm DSのUBLライセンスには、Arm Keil MDKのライセンスは含まれておりません。 Arm Keil MDKを必要とされるお客様は、別途Arm Keil MDKのライセンスをご購入ください。

Arm DSの詳細について Arm DSの御見積 Arm Keil MDKについて お問合せ

過去に作成したプロジェクトの保守作業の為に、過去に販売されたバージョンのツールを必要としておりますが、2022年よりも前に販売されたArm DSやコンパイラ製品を利用できますか?

Arm DS UBL Gold FuSa 1Yrライセンス及び、Arm DS UBL Gold FuSa 1Yrライセンスは、2022年以降に販売された製品にのみ対応しております。
2022年より前に販売されたツールで、作成されたプロジェクトファイルをメンテナンスを行う事を目的としたお客様には、Arm DS Archiveライセンスを別途販売しておりますので、お問い合わせください。
また、新しいバージョンの製品は、過去の製品のバグフィックスも含んでおりますので、可能であれば、最新の製品の御利用をお勧め致します。
お問合せ

ライセンス・サーバーについて

Image of User-based Licensing ユーザー・ベース・ライセンス (UBL)を利用するためには、ライセンス・サーバーが必要です。
ライセンス・サーバーには、Arm社が提供するクラウド・ライセンス・サーバー (CLS)または、お客様自身で用意したローカル・ライセンス・サーバー(LLS)の何れかを利用する事ができます。

外部ネットワークにPCを接続して運用できるのであれば、Arm社が提供するクラウド・ライセンス・サーバー (CLS)の御利用をお勧め致します。CLSでは、個別にライセンスを管理する事が可能です。

PCを外部ネットワークに接続できない環境で常に運用しないといけない場合や、複数のライセンスをまとめて管理したい場合にはローカル・ライセンス・サーバー(LLS)を御利用下さい。

クラウド・ライセンス・サーバー (CLS)について

Image of User-based Licensing CLSクラウド・ライセンス・サーバー (CLS)は、Arm社がUBLライセンスの為に提供しているライセンス・サーバーです。
CLSを利用してUBLライセンスを利用した場合は、管理者はそれぞれのアクティベーション・コードを管理する事になります。
インターネットを通してCLSへの接続が必要となる事を除いては、従来のノードロックに近い運用ができます。
UBLではライセンス・サーバーへの接続が必要となりますが、CLSを利用すれば、お客様がライセンス・サーバーを用意する必要はありません。

CLSでライセンスを割り当てるユーザーを変更する手順について

クラウド・ライセンス・サーバー(CLS)を利用してライセンスを運用している際に、別のユーザーにライセンスを割り当てるには、下記のURLのArm ユーザーベースのライセンス ポータルからUBLライセンスの割り当ての管理を行ってください。
https://developer.arm.com/support/licensing/user-based

  1. ユーザーの割当を変更したい製品に対しView Detailsをクリックしてください。
  2. Cloud Serverを選択し、ユーザーへの割り当てを解除したいactivation codeに対しRevoke(ユーザーの割当を取り消し)をクリックしてください。
    • 上記の操作を行って頂くと、割り当てを行っていたユーザーは、7日間を過ぎるとツールの利用ができなくなり、アクティベーションコードが削除され、ライセンスシートから、アクティベーションコードが作れるようになります。
    • また、ユーザーが過去7日間ツールを利用していない場合は、即座にアクティベーションコードが削除され、ライセンスシートから、アクティベーションコードが作れるようになります。
  3. 再度有効になった、ライセンスシートから、新たなユーザーにアクティベーションコードを発行してください。以降の手順は新規にツールをインストールしたクライアント側で行う設定と同様です。

ローカル・ライセンス・サーバー (LLS)について

Image of User-based Licensing LLS ローカル・ライセンス・サーバー (LLS)は、お客様自身で、ライセンス・サーバーを用意して頂く方式です。
LLSを利用すれば、UBLライセンス管理を、外部ネットワークに接続せずに、自社内の閉じたネットワーク上で管理して頂く事も可能です。
LLSでは、多数のUBLライセンスをまとめて管理する事ができます。

LLSでライセンスを割り当てるユーザーを変更する手順について

ローカル・ライセンス・サーバー (LLS)を利用られる場合には、LLSに7日間接続されなかった割り当てのライセンスシートは、自動的に別のユーザーが利用可能となります。
サーバー側の設定変更は不要です。クライアント側も一度設定すれば、自動的に動作します。

UBLライセンスのよくある御質問について

UBLライセンスのツールを利用している際にライセンス・サーバーとの接続が切れた場合にツールは機能しますか?

UBLライセンスでは、ライセンス・サーバーとの接続が切断された場合であっても、最後にツールを起動して、ライセンス・サーバーに接続できた7日間以内であれば、引き続き、ツールを利用する事が可能です。
ツールを最後に起動してから7日間を超えて、ライセンス・サーバーとの接続ができなかった際に、再度、ライセンス・サーバーと接続できるようになった場合は、CLSとLLSでは次の通りに動作します。
クラウド・ライセンス・サーバー(CLS)を利用されている場合には、ライセンス管理者が、そのライセンスを無効化する作業をしなければ、そのまま再度ツールが利用できるようになります。
ローカル・ライセンス・サーバー(LLS)を御利用の場合は、LLSに登録されているライセンス・シートの残り枚数が不足していなれば、そのまま再度ツールが利用できるようになります。

UBLライセンスを割り当てるユーザーを後から変更する事が可能ですか?

UBLライセンスでは、ライセンスを割り当てるユーザーを後から変更する事ができます。
ライセンスを割り当てるユーザーの変更方法の詳細な手順については、ライセンス・サーバーに、クラウド・ライセンス・サーバーCLSを利用している場合と、ローカル・ライセンス・サーバーを利用している場合で異なります。詳細につきましては、下記の項目をご覧ください。

UBLライセンスで必要なライセンスの本数を教えてください。

Image of User-based Licensing for CI UBLライセンスで1つの拠点で必要なライセンスの本数は、ツールを利用される人数分のライセンスが必要となります。
また、CI(継続的インテグレーション)等で、コンパイルなどの自動化の為に、メンバー共通のユーザーアカウントを利用する場合は、開発者の人数分のライセンスに加えて自動化プロセスの為のライセンスが別途必要となります。

ノードロック・ライセンスとUBLライセンスの違いを教えてください

Image of User-based Licensing vs node-locked 従来のノードロック・ライセンスは、ライセンスをツールを利用するユーザーと、インストールするPCの両方に結び付ける方式です。
そのため、ノードロック・ライセンスで必要となるライセンスの本数は、最小の場合でも利用するユーザー分のライセンスが必要です。
1人のユーザーが複数台のPCを利用する場合に必要なライセンスの本数が更に増加します。
これに対し、UBLライセンスでは、ユーザー・アカウントに対し、ライセンスが結び付けられる方式でので、1人のユーザーが複数台のPCを利用する場合であっても、必要なライセンスの本数は、PCの台数ではなく、1本のライセンスで済みますので、ユーザーの人数分のライセンスで済みます。詳細につきましては、下記の項目をご覧ください。

従来のノードロック・ライセンスでは、ライセンスを結び付けたPCが故障した場合や、PCが時代遅れの性能になった場合の対応、ライセンスが結びつけらたユーザーの部署移動などが発生した場合の対処が、困難でしたが、UBLライセンスではこのような場合も簡単に対応できます。

USBドングル・キー・ライセンスとUBLライセンスの違いを教えてください

Image of User-based Licensing vs USB Dongle Key 従来のUSBドングルキー・ライセンスは、USBドングル・キーとライセンスを結び付ける方式です。
USBドングルキー・ライセンスで必要となるライセンスの本数は、最小の場合でも同時にツールを利用するPCの台数分のライセンスが必要です。
これに対し、UBLライセンスでは、ユーザー・アカウントに対し、ライセンスが結び付けられる方式でので、1人のユーザーが複数台のPCを利用する場合であっても、必要なライセンスの本数は、PCの台数ではなく、1本のライセンスで済みますので、ユーザーの人数分のライセンスで済みます。詳細につきましては、下記の項目をご覧ください。

従来のUSBドングル・キーでは、USBドングル・キー自体の紛失や故障のリスクがありますが、UBLライセンスでは、この様な問題は生じません。

フローティング・ライセンスとUBLライセンスの違いを教えてください

Image of User-based Licensing vs floating 従来のフローティング・ライセンスは、ライセンス・サーバーに保存された、ライセンス・シートを御利用されるPCと結び付ける方式です。
フローティング・ライセンスで必要となるライセンスの本数は、1拠点に対し、最小の場合でも同時にツールを利用するPCの台数分のライセンスが必要です。
これに対し、UBLライセンスでは、ユーザー・アカウントに対し、ライセンスが結び付けられる方式でので、1人のユーザーが複数台のPCを利用する場合であっても、必要なライセンスの本数は、PCの台数ではなく、1本のライセンスで済みますので、ユーザーの人数分のライセンスで済みます。詳細につきましては、下記の項目をご覧ください。

従来のフローティング・ライセンスは、ツールを利用する度に、ライセンス・サーバーとの認証が発生するため、その都度、遅延が発生し、 パフォーマンスが落ちるという問題がありました。まった、ライセンス・サーバーとのネットワーク接続に、支障が発生した場合、 ライセンスの認証ができないため、ツールが利用できなくなります。
これに対し、UBLライセンスでは、フローティング・ライセンスに比べて約35倍高速に動作し、ライセンス・サーバーとのネットワーク接続に、支障が発生した場合であっても、最後にツールを起動して、 ライセンス・サーバーに接続ができた状態から7日間以内であれば、そのままツールを御利用し続ける事ができます。

UBLライセンスを利用するためにはライセンスサーバーを自社で用意する事が必要ですか?

UBLの為に、Arm社ではクラウド・ライセンス・サーバー(CLS)を用意しております。CLSを利用して頂ければ、自社でサーバーを用意する必要はありません。

その他 注意事項

このページの説明は2023年12月の情報に基づいて作成されております。
ライセンスに関する仕組みは、今後もArm社の方針により変更が生じる可能性がございます。最新のユーザー・ベース・ライセンス (UBL)の関連情報や、セットアップガイド、LLSのインストーラは、Arm社の下記のURLのリンクからご確認ください。 https://developer.arm.com/UBL

Arm社純正開発ツール

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