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汎用スイッチについて

汎用スイッチについて

汎用スイッチは、個々のリレーから構築されたスイッチング アーキテクチャの分類を指しています。
ユーザーは、これらのリレーを相互接続してマルチプレクサやマトリックス スイッチなどの標準構造を独自のアーキテクチャに形成したり、単に個々の信号線を切り替えるために使用したりできます。

特定目的用のスイッチ(マルチプレクサマトリックス障害挿入等)と比べた場合、これらはリレースイッチ1個当たりで計算した場合は、比較的高価で、大規模な標準スイッチング アーキテクチャの作成に使用するとコストパフォーマンスが低下する場合があります。
コストパフォーマンスが下がる主な理由は、特定目的用のスイッチと比較して、リレー1個当たりに対し、コネクタ ピンの使用量が多く、リレーを外部で配線する必要があるため密度が低いためです。
しかし、様々なアプリケーションに合わせてシステムを再構成できるマス・インターコネクトとも呼ばれる大規模相互接続ソリューションなどの外部相互接続システムと併用して頂く事で、システムを非常に柔軟にすることができます。
このため、必要なテストシステムの数を最小限に抑えることが重要な、さまざまな製品をサポートするように設計されたテスト システムでよく使用されます。

SPSTスイッチ

SPSTスイッチとはSingle Pole Single Throwの表記を短縮したもので、日本語では、単極単投スイッチと表記されます。
このスイッチは、単一の入力と単一の出力の接続を持ちます。
リレースイッチは、開いている状態と、閉じている状態のいずれかの状態になります。
最も一般的な (そしてリード リレーで最も信頼性が高いと考えられている) 構成は、スイッチング システムに電力が供給されていない場合や、デフォルト状態にあるときにリレーが開いているNO (Normally Open)の構成の製品です。
一部のアプリケーションでは、スイッチがリセットされることや、電源から切断された場合でもスルー接続が維持されるため、障害挿入のアプリケーションなどでは、デフォルトのクローズ状態となるNC (Normally Closed)の構成の製品を使用することが好まれます。

メーカーによって、NO (Normally Open)はMake接点やA接点、NC (Normally Closed)は、Break接点やB接点と表記される場合がございます。
NOやNCの表記が略されている場合、NOの構成の製品を指します。

SPDTスイッチ

SPDTスイッチとは、Single Pole Double Throwスイッチの表記を短縮したもので、日本語では、単極双投スイッチと表記されます。
別名、切り替えスイッチ(changeover switch)とも呼ばれ、単一の入力接続を、2つある出力接続のどちらかの1つに接続します。
入力側の接続は通常、共通接続であるコモン(Common)と呼ばれ、出力側の接続は通常時閉鎖であるノーマルクローズ (NC : Normally Closed)と、通常時開放であるノーマルオープン (NO : Normally Open) 接続されます。

この図では下記のように接続されています。
・B1 = NC接点
・A1 = NO接点
・C1 = コモン接続(Common)

DPSTスイッチ

DPSTスイッチは、Double Pole Single Throwスイッチの表記を短縮したもので、日本語では、2極単投スイッチと表記されます。 DPSTスイッチは、1対の入力接続と出力接続を持っています。
2つのリレーの経路は開いている状態か閉じている状態になります。
1番目のリレーが開いている場合は、2番目のリレーの経路も連動して開いている状態になるため、図面では2セットの経路の状態がリンクされていることを点線で示します。

SPSTスイッチと同様に、最も一般的な製品は、デフォルト (電源が入っていない) 状態が開放となる、NO (Normally Open)の構成ですが、通常時閉鎖であるノーマルクローズ (NC : Normally Closed)版の製品も提供されております。
NOやNCの表記が略されている場合、NOの構成の製品を指します。

DPDTスイッチ

DPDTスイッチは、Double Pole Single Throwスイッチの表記を短縮したもので、日本語では、2極双投 (DPDT) スイッチと呼ばれます。
DPDTスイッチの中には、同じアクチュエータによって機械的に操作される2つの(SPDT)切り替えスイッチが含まれています。
一方の接点が溶着した場合に共通のアクチュエータから操作されますが、もう一方の接点の移動は妨げられません(ただし、機械的な構造により、片側の極(接点)が溶着した場合は、もう片側の極(接点)の動作が低下します)。

極数の多い製品を実現する方法について

「極(Pole)」は通常、サポートされる独立した (電気的に絶縁された) 接続の数を指します。リレーは2極になるように簡単に構成できます (多くのEMR(電気機械式リレー)では2極の製品を提供し、リード リレーでは同じコイルで動作する2つのリードを使用します)。
3つ以上の極が必要な場合、最も一般的な解決策は、複数のリレーのコイルを共通の制御線で操作し動作させる方法や、1つの制御機能で論理的なグループに対し、複数の制御線を制御する事で、全体を1つのリレーの様に扱う事です。

安全リレー(Safety Relay)または強制誘導リレー(Force Guided Relay)について

安全リレー(Safety Relay)または強制誘導リレー(Force Guided Relay)は、サイズが大きくコストが高いため、一般用途ではあまり使用されませんが、安全リレーは、1つの接点が溶着しても他の接点の位置が変更できないように設計されています。
これにより、他の接点の 1つの状態を監視することで、他の接点を使用してリレーが溶着したかどうかを確認できるようになります。
安全リレーの一部のバージョンでは、この種の使用をサポートするために 2極以上のものを提供しています。

転送スイッチ (Transfer Switch)について

トランスファースイッチ(Transfer Switch)は、日本語で、転送スイッチとも表記され、マイクロ波スイッチング システムに実装されています。

2つの入力と2つの出力を備えた4つの端子デバイスで、1つの入力をいずれかの出力に接続し、2番目の入力を他の出力に接続できます。


転送スイッチの各ポジションと接続状態を下記に示します。

PXI/LXI自動テストシステム

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