PXIソリューションについて
PXIは、PXI Systems Allianceにより、公開された詳細な仕様が定められているため、様々なメーカーから必要な機能を実現するモジュールを組み合わせて、テストシステムや自動計測システムを構築する事ができるオープンプラットフォームの標準規格です。
PXI (PCI eXtensions for Instrumentation)は、自動計測やテストの自動化の目的に合わせたCompactPCIの実装の1つです。
PXIは、民生品のPCIアーキテクチャを基に、産業用途に適用すために必要な機能を盛り込んでいます。耐久性のあるCompactPCIの機械的な仕組みに加えて、タイミングに同期をとるための、同期クロックと内部トリガーを送信する仕組みも、盛り込まれています。
PXIモジュールは、複数のスロットを持ったシャーシに収め、コントローラ インターフェースを介して、PCとソフトウェアにより、設定され管理することができます。
PXIモジュールはパソコンのPCIカードに相当し、シャーシはPCIカードスロットの拡張ボックスに相当します。
オープンプラットフォームとなっており、規格に対応したPXIシャーシ、PXIモジュールは様々な、メーカーから販売されている市場販売されている民生品、いわゆるCOTS(Commercial off-the-shelf)を活用しコストパフォーマンスの高い自動テストシステムを構築できる規格となっております。
システム構成例
- ピカリング インターフェース社製：PXI シャーシ
- ピカリング インターフェース社製：PXI リモート・コントロール・モジュール
- ピカリング インターフェース社製：PXI スイッチ・モジュール
- ピカリング インターフェース社製：PXIプログラマブル抵抗モジュール
- キーサイト・テクノロジー社製：PXI デジタル マルチメータ
- JTAG Technologies社製：PXI JTAGテスト・コントローラ
PXIのシャーシについて
PXIのシャーシはPXIシステムの基幹です。
シャーシに挿されたモジュールに対し、電源、冷却、PXIコントローラ インターフェースとの通信バスを提供します。
PXIのシャーシはスロットの数だけでなく、機械的要素や電源容量など様々な構成があるため用途に合わせ適切に選択する必要があります。
PXIモジュールの種類により、寸法や必要な電源容量が異なります。
シャーシの選択を選択する上で考慮すべき事項
- 必要なスロット数と種類 （※）
- モジュールの丈(3Uモジュール
サイズと
6Uモジュール サイズがあります) - 電源容量
- 冷却ファンの仕様
※モジュールにより、スロットの占有数が変わります。
※PXI ExpressモジュールとPXIモジュールでご利用できるスロットが異なります。
※ペリフェラルだけでなく、コントローラインターフェース モジュールもスロットを必要とします。
PXIコントローラ インターフェース
ピカリング インターフェース社製の、WindowsデスクトップPCのPCIバスまたは、PCI Expresバスに対応したリモート コントローラ インターフェースキットを提供しております。
PCIバス用リモート コントローラ インターフェース キットの構成
- PCIインターフェースカード
- 接続ケーブル
- PXIリモート コントロール インターフェース モジュール
PCI Expressバス用リモート コントローラ インターフェース キットの構成
- PCI Expressインターフェースカード
- 接続ケーブル
- PXIリモート コントロール インターフェース モジュール
PXIペリフェラル モジュール
ピカリングインターフェース社製の切り替えスイッチや、センサーの動作を電気的再現する様々なエミュレーション用のモジュールを提供しております。
また、ピカリングインターフェース社のPXIモジュールは、PXIシャーシだけではなく、PXI Expressシャーシのハイブリッド・スロットや、LXIモジューラ・シャーシからも利用できます。
PXI Expressについて
PXI ExpressはPCI
Express規格をもとに、PXIを拡張した規格となっており、PCIバスよりも高速なデータ転送能力が必要なモジュールに対応できる製品となっております。また、従来のPXI規格との互換性を考慮した製品も用意されております。
PXI Expressソリューションの詳細について
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