PXI Express規格について
PXI規格はPCIをベースに、Comapct PCIのフォームファクタの予約されていた信号に新たな定義を加え産業用に拡張した規格ですが、 PXI ExpressはPCI Expressをベースに拡張した規格となっております。また、PXI Expressを省略してPXIeとも表記されます。
PXI Expressを採用するメリット
高速なPCI Expressバスをベースにしていますので、従来のPCI規格をベースにしたPXIよりも、よりも、バスの速度が高速なため、大量の高速なデータ転送が必要な用途に向いた規格となっております。
PXI Expressを採用するデメリット
高速なPCI Expressバスをベースにしていますので、従来のPXI規格と比べて、コストが高くなります。
バスの転送速度がボトルネックとならない、電気的な切替スイッチなどのモジュールを利用するためにはオーバ・スペックとなります。
また、PCI Expressをベースとしているため、遅延を短くするために、規模を拡張する事が難しいという問題もあります。
PXIおよびPXI Express規格両対応のハイブリッドシャーシ
PXI Express Hybridシャーシでは、従来のPXI規格のペリフェラル モジュールと新しいPXI Express規格のペリフェラル モジュールの混在が可能です。
PXIeシャーシとPXIモジュールの互換性について
PXIeシャーシのPXI Expressハイブリッド・スロットとレガシー・スロットに対して、現在ピカリング・インターフェース社が提供している3UサイズのPXIペリフェラル・モジュールは全て対応しております。
PXI Express システム・タイミング・スロットやPXI Expressペリフェラル用スロット、システム・スロットは利用できません
詳細についてPXIeモジュールを利用できるスロットについて
PXIeペリフェラル・モジュールは、PXIeシャーシに用意されているPXI Expressペリフェラル・スロットまたは、PXI Express ハイブリッド・スロットから利用できます。
従来のPXIバス用のスロットやシステム・スロットからは利用できません。
詳細についてPXI Expressモジュール
ピカリングインターフェース社では、PXI Express規格対応のモジュールも取り扱っております。
PXIとPXI Expressの両方で用意されているモジュール
下記の製品については、殆どの製品でPXIとPXI Express両方のバージョンが用意されております。
型番の先頭が40、41から始まる製品はPXI、42、43から始まる製品は、PXI Express規格の製品です。
2021年10月現在、ピカリングインターフェース社のWebサイト上の表では、PXI規格の型番のみが掲載されてておりますが、
データーシートには、それぞれの型番が記載されております。
詳細につきましてはお問い合わせください。
- PXI/PXIe 5A Power Relayモジュール
- PXI/PXIe High Density Matrixモジュール
- PXI/PXIe RFスイッチ モジュール
- PXI/PXIe マイクロ波 スイッチ モジュール
- PXI/PXIe LVDT RVDTレゾルバ シミュレータ
- PXI/PXIe アナログ出力/電流ループ・シミュレータ・モジュール
- PXI/PXIe バッテリ・シミュレータ・モジュール