IMS 2023(サンディエゴで6月13~15日に開催)で発表された新しい無料のオンラインツールにより、カスタムLXIマイクロ波スイッチング・システムの構成が容易に

電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・サプライヤであるピカリング インターフェース社(本社:英国、クラクトン・オン・シー)はフレキシブルなLXIマイクロ波スイッチング製品の構成を可能にする新しい無料のオンラインツールを発表しました。
この専用ツールはカスタムのLXI RF/マイクロ波スイッチング・システムの構成を簡素化し、5G、無線通信、半導体、医療、航空宇宙、防衛などの信号ルーティング・アプリケーション向けのシステムを構築するお客様に強力かつフレキシブルなマイクロ波設計機能を提供します。

インタラクティブなオンラインツールを使用して頂く事で、LXI規格に準拠した、LANケーブル1本で制御できる製品として、最大110GHzの帯域幅、50Ωまたは75Ωのインピーダンス、各種コネクタを備えた高性能なマイクロ波リレーを、個々のマイクロ波スイッチング素子の位置や関連するラベル要件も含め、指定して構成することができます。
LXIマイクロ波スイッチ・プラットフォームの設計から完全なシステム見積書と固有の部品番号を発行して頂く事で、ピカリング インターフェース社にお客様の設計に基づいて構築されたカスタムシステムを注文し、納品させて頂く事ができます。

このオンライン上の設計ツールからお客様の用途に最適化なリレースイッチを、 転送スイッチSPDTスイッチSP4TスイッチSP6TスイッチSP8TスイッチSP10TスイッチSP12Tスイッチの中から 終端型または 非終端型から選択して頂く事で、 業界標準のLXIイーサネット制御インターフェースを搭載したコンパクトな1Uから4Uサイズのフォームファクタの省スペースのマイクロ波スイッチング・ソリューションの製品を提供致します。
前面パネルのリレー配置を調節して頂く事で、外部接続ケーブル長を最小限に抑えられます。本システムは卓越したRF(ラジオ周波数)特性と再現性を備えた高性能なリレーを搭載しており、低VSWR、非常に高い絶縁電圧、低損失、高い電力を扱える事が実現できるため、HF帯からマイクロ波帯の周波数まで、高い性能が求められる同軸システムのスイッチングに最適です。

ピカリング インターフェース社のマイクロ波部門マネージャーのSimon Aylott氏は次のようにコメントしています。
「この強力な新しいオンラインツールを使えば、数回クリックするだけで、カスタムRF/マイクロ波スイッチングとリレー・システムを簡単に構成することができます。エンジニアはアプリケーションをサポートするカスタム・フロントパネル・グラフィックやラベルを設計できます。 初期リリースではフレキシブルなLXIマイクロ波スイッチ製品を構成する際にカスタマー・エクスペリエンスのサポートと支援を行いますが、将来のバージョンではPXIモジュールもサポートする予定です」。

ピカリング インターフェース社は30年以上にわたり、製品開発サイクルの加速、良心的な価格で提供するための量産準備の合理化、高性能なマイクロ波スイッチング・システムによりテストエンジニアから信頼を寄せられており、高度に再構成可能な信号ルーティング・ソリューションを提供しています。こうしたプロセスの簡素化と加速に、新しいマイクロ波設計ツールが貢献します。
ピカリング社ではすべてのシステムが標準で3年保証の対象になっています。
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