「41-765」アナログ出力/電流ループ・シミュレータ・モジュール、
4~20mA電流ループトランシーバのテスト

PXI Analog Output/Current Loop Simulator Module電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・サプライヤであるピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は、4~20mA電流ループを使用し、産業用制御トランシーバのシミュレーションに最適な「41-765」アナログ出力/電流ループ・シミュレータ・モジュールを発表しました。ピカリング インターフェースはPXIシミュレーション・モジュールの新製品を相次いで投入しており、今回発表した「41-765」はスルーレートのプログラムも可能なことから、さまざまなセンサの効率的なシミュレーションを実現します。

「41-765」アナログ出力/電流ループ・シミュレータは4~20mA、0~24mA、+/-24mA、0~5V、+/-5V、+/-12mVの複数の出力モードを備えており、高いシミュレーション精度と汎用性を提供します。このモジュールはショート/オープン機能向けにリレーを内蔵しており、各チャネルでの障害挿入テストが可能です。また、グラウンド・ループ防止のために完全絶縁モードでも動作可能です。

「41-765」モジュールは1つのPXIスロットで4チャネル~最大16チャネルを提供し、同種のシミュレータで最高の密度を実現しており、PXIやLXI/USBシャーシ・スロットでの他の計装機器の使用も可能にします。また、使いやすいソフト・フロント・パネルを採用しています。カーネル/VISAドライバを備えているほか、C/C++、.NET、Python、LabVIEW、MATLABなどのすべての主要プログラミング環境に対応します。

ピカリング インターフェースのシミュレーション・プロダクト・マネージャのポール・ボビントンは 「シミュレータの大半はマニュアル制御のハンドヘルド機器です。『41-765』アナログ出力/電流ループ・シミュレータ・モジュールはプロセスを自動化することにより、Hardware-In-The Loop(HIL)などのシミュレーション・アプリケーションで時間短縮と精度向上を可能にします」と述べています。

「41-765」モジュールはプロセス計装、PID(比例/積分/微分)コントローラ、SCADA(監視制御/データ取得)システム、PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)などのアプリケーションの産業用電流ループ・トランシーバのシミュレーションに最適で、3年保証で提供されます。PXIシャーシ電源を使った電力供給、あるいは完全絶縁モードでの外部からの電力供給が可能です。チャネルはソースやシンクが可能で、トランスミッタやレシーバをエミュレートします。 PXIe版はお客様のリクエストに応じて提供可能です。また、ピカリングは互換ケーブルやブレークアウトのフル・ラインナップを提供しています。詳細については、 https://www.andor.jp/pickering/pxi/pxi-module/emulation/analog-output-current-loop-simulator/ をご覧ください。

 

ピカリング インターフェースについて

ピカリング インターフェースは電子的試験/検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーションの設計/製造を行っている企業です。PXI、LXI、PCIアプリケーション向けに、業界で最も広範なスイッチング/シミュレーション製品を提供しています。さらに、こうした製品のサポートのため、社内のソフトウェア・チームが開発したアプリケーション・ソフトやソフトウェア・ドライバと合わせて、ケーブル/コネクタ・ソリューション、診断試験ツールも提供しています。

ピカリング製品の仕様は世界で使用されている試験システムに対応しており、その優れた信頼性と価値に対しては高い評価が寄せられています。ピカリング インターフェースは米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランス、チェコ共和国、中国での直接的な営業活動とともに、北/中南米、欧州、アジアの国々での代理店網によりグローバルな活動を展開しています。現在、車載、航空宇宙/防衛、エネルギー、産業機器、通信、医療、半導体などのすべての電子機器業界に対し、製品/サービスを提供しています。シグナル・スイッチング/シミュレーション製品や販売窓口の詳細については、http://www.pickeringtest.com/をご覧ください。
日本では、アンドールシステムサポート株式会社(https://www.andor.jp/)がピカリング インターフェースの総代理店となっています。