12スロットBRIC™モジュール・フォーマット、 高評価を得ているマトリクス・スイッチ・モデル40-562と40-558の スイッチング機能をさらに拡大

PXI 40-558シリーズ

電子的試験/検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・プロバイダであるピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は、高く評価されているピカリングの2つのマトリクス・スイッチ・モデル向けに12スロットBRIC構成モジュールを発表しました。新製品の1Aの40-562B BRIC12モジュールは最大3168のクロスポイントを提供し、最大18のマトリクス・ドーターカードを保持できます。

PXI 40-562Bシリーズ

また、0.5Aの40-558 BRIC12モジュールも最大18のマトリクス・ドーターカードを保持可能で、最大9216のクロスポイントを提供し、業界最高容量のPXIマトリクス・スイッチ・モジュールを実現しています。

既存の2、4、8スロット製品と同様に、新しい12スロット40-562B/40-558モジュールは信号の整合性を最大化するスクリーン済みアナログ・バスを内蔵しています。競合ソリューションの中には複数のマトリクス・モジュールの相互接続を必要とする製品がありますが、こうした製品はケーブルの追加により複雑さが増大するとともに、信号品質が低下する可能性があります。また、内蔵バスは被試験体(DUT)と計測機器に対するケーブル・アセンブリのコストと複雑さを最小化します。内蔵バス上の内蔵絶縁リレーはスタブ長の問題を軽減でき、これにより、信号品質を向上します。ピカリングはBRICファミリ向けに標準範囲のケーブルを提供しているほか、ピカリングの全PXIモジュール向けにカスタム・ケーブル・アセンブリの製作も可能です。

構成に応じて、BRIC12 40-558モデルは最大1512×6、 1152×8、 756×12、576×16の1極マトリクス・サイズを、40-562Bモデルは最大792×4、 396×8、 198×16、90×32の1極と2極のマトリクス・サイズをサポートできます。すべてのモデルは、ピカリング エレクトロニクスが製造した世界最小サイズで最高の信頼性を提供するルテニウム・リードリレーを使用して製造され、109を超える動作を実現します。これにより、長寿命、非常に安定した接触抵抗と最大のスイッチング信頼性を提供します。モジュール内部でリレーの故障を迅速かつ容易に発見できるピカリングの診断ツールであるリレー内蔵自己診断機能(BIRST)やeBIRSTスイッチング・システム・テスト・ツールなどの広範なアクセサリ・サポートを利用できます。モジュールはスペアのリレーを備えており、ダウンタイムを最小限に抑え、メンテナンスを容易にします。

ピカリング インターフェースのスイッチング・プロダクト・マネージャーのスティーブ・エドワーズは「新製品の12スロットPXI BRICモデルは私たちの既存のBRIC2、BRIC4、BRIC8ユニットが提供するスイッチング容量を拡大するとともに、PXI内での大規模マトリクスの製作を簡素化します。用途は車載/航空宇宙ECUや半導体パッケージ試験などです」と述べました。

日本では、アンドールシステムサポート株式会社(https://www.andor.jp/)がピカリング インターフェースの総代理店となっています。 ピカリング インターフェースについて ピカリング インターフェースは電子的試験/検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーションの設計/製造を行っている企業です。PXI、LXI、PCIアプリケーション向けに、業界で最も広範なスイッチング/シミュレーション製品を提供しています。さらに、こうした製品のサポートのため、社内のソフトウェア・チームが開発したアプリケーション・ソフトやソフトウェア・ドライバと合わせて、ケーブル/コネクタ・ソリューション、診断試験ツールも提供しています。

ピカリング製品の仕様は世界で使用されている試験システムに対応しており、その優れた信頼性と価値に対しては高い評価が寄せられています。ピカリング インターフェースは米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランス、チェコ共和国、中国での直接的な営業活動とともに、北/中南米、欧州、アジアの国々での代理店網によりグローバルな活動を展開しています。現在、車載、航空宇宙/防衛、エネルギー、産業機器、通信、医療、半導体などのすべての電子機器業界に対し、製品/サービスを提供しています。シグナル・スイッチング/シミュレーション製品や販売窓口の詳細については、http://www.pickeringtest.com/をご覧ください。